中津川宿は江戸日本橋から数えて45番目の宿場です。中津川宿から石屋坂を急登した先に市川製茶はあります。初代から三代目までは主に米作と養蚕で生計を立てておりました。その後四代目淳一と五代目博は当時中山間地の換金作物として有望であった茶の栽培を始めました。

四代目博は静岡県牧之原台地にある現農研機構野菜茶業研究所金谷茶業研究拠点にて茶を学び、最新の知識と技術を身に着けて就農し自宅を製茶工場にしました。その後規模の拡大と最新製茶機械の導入のため工場を建て替え現在に至っております。

現在、栽培している品種はやぶきたを中心に5品種と宇治種由来の在来種で、2018年より殺虫剤、殺菌剤、除草剤を使わない栽培をしております。
製造する茶種は煎茶、かぶせ茶、紅茶、ほうじ茶など、お客様の要望に沿って少量多品目の生産を心がけております。